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不思議な会話が終わる

ガリオンは思わず息をのんだ。
 するとどこか果てしない遠くから アルダーの声が聞こえてきた。師弟はしばらく静かな声で話をかわしていたが、その間にも祖父の〈意志〉の力は衰えなかった。アルダーの〈意志〉を注ぎこまれ、大きくふくれあがったそれはますます強大になっていくようだった。
「いったい何が起こってるんだ」シルクの声には怯えに近いものが感じられた。
「おじいさんはアルダーと話しているんだ。でも何といってるのかは聞こえないんだ」
「アルダーがかれを助けているの?瘦面針」ヴォルダイがたずねた。
「わかりません。アルダーがもはや自分の〈意志〉を使ってるのかもよくわからないんです。でも、どうやら限界のようなものがあるようです――かれと他の神々とのあいだで取り決めた何かが」
 のと同時に、ガリオンは祖父の〈意志〉がますます高まり、寄り集まってくるのを感じた。「始まったぞ」ガリオンはなかばささやくような声でふたりに言った。
「ベルガラスの力はまだ続いてるのか」シルクがたずねた。
 ガリオンはうなずいた。
「前とくらべて衰えたりはしていないかね」
「わからない。力がどれくらいの強さかを測ることはできないんだ探索四十課程
 ふくれあがった緊張状態はいまや耐えがたいまでになった。ベルガラスが今行なっていることは、とてつもなく深遠でいわく言いがたいものだった。今回はわきあがるうねりも、うつろな反響も感じられなかった。そのかわりにガリオンは老人の〈意志〉がいらいらするほどゆっくりと放出されていく、ちくちく刺すような不思議なささやき声を聞いていた。それは何かを繰り返し語っているようだった――意味がほとんどわかっているのに、直前のところでかわされているようなじれったさをガリオンは感じていた。
 家の外で遊んでいた沼獣たちの動きがぴたりとやんだ。立ちつくしたまま一心に耳をすますかれらの足元で忘れさられたコケのボールがむなしく転がった。朝のひと泳ぎから戻る途中のポッピーとチューピクもまた凍りついたように動きを止め、水面から頭を出してベルガラスがやさしくささやく声にじっと聞き入った。それはかれらの心に直接ふれながら、話しかけ、説明し、教えた。動物たちの目がいっせいにすべてを理解したかのように見開かれた。
 ようやくベルガラスが霧にけぶる柳の木々のあいだから姿をあらわした。老人の足取りは重くよろよろしていた。かれはゆっくりと家にむかって歩き出したが、途中で一回だけ足をとめて、戸口のまわりにたたずむ沼獣たちの驚いた顔をじっとのぞきこんだ。そして深くうなずいて家の中に戻ってきた。かれの両肩は疲労にがっくりと落ち込み、白い髭を生やした顔には血の気がなかった。
「あなた大丈夫なの」ヴォルダイの声からもはや奇妙な平板さは失われていた辦公室裝修工程
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